MJSかんたん！販売仕入13  ver.13.0.003.0（2023年4月5日リリース）にてインボイス制度に対応いたしました。
『会社情報（O）』に「登録番号」を設定すると、初期設定の状態では《消費税の調整》で「消費税額」がグレー表示となり、入力することができません。
適格請求書の要件として、適格請求書に記載する個々の明細ごとに消費税額等を計算して端数処理を行い、その合計額を消費税額等として記載することが認められていないため、手入力で変更できないように初期設定されています。

（国税庁ホームページ）
ホーム＞税の情報・手続・用紙＞税について調べる＞税目別情報＞消費税＞軽減税率制度＞インボイス制度に関するQ&A目次一覧
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/qa_invoice_mokuji.htm
［問55］適格請求書に記載する消費税額等の端数処理
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/qa/01-01.pdf#page=82

※バージョンの確認方法については、【補足2】をご覧ください。

消費税の端数処理方法は、『会社情報（O）』で設定する端数処理のほかに、得意先、仕入先別に端数調整の設定が行えるように機能改良されました。従来、取引先ごとに端数処理が異なる影響で消費税額の調整を行っていた場合は、得意先、仕入先別端数処理方法の設定をご利用ください。


得意先、仕入先別端数処理方法の設定について

『得意先一覧（C）』『仕入先一覧（V）』では、「端数処理方法」で「会社情報の設定を利用する」のチェックをはずし、「切り捨て」「切り上げ」「四捨五入」から選択して登録します。

▼MJSかんたん！販売仕入／『台帳（O）』-『得意先一覧（C）』-［販売情報］タブ


▼MJSかんたん！販売仕入／『台帳（O）』-『仕入先一覧（V）』-［支払情報］タブ



『得意先一覧（C）』『仕入先一覧（V）』に設定した「端数処理方法」は、『売上伝票の作成（S）』『仕入伝票の作成（U）』にて該当する「得意先略称」「仕入先略称」を選択することで「端数処理」に反映し、変更することも可能です。

▼MJSかんたん！販売仕入／『日常作業（J）』-『売上伝票の作成（S）』


▼MJSかんたん！販売仕入／『日常作業（J）』-『仕入伝票の作成（U）』
 

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【補足1】

インボイスの記載要件に関するチェック機能について

インボイスの記載要件を満たさない入力についてチェックすることができます。
『売上伝票』『仕入伝票』で［調整］をクリックすると表示される《消費税の調整》、および『締め請求書』『支払の締切』で［調整］を押すと表示される《金額の入力》にて、『会社情報（O）』の「要件を満たさない入力をした場合のチェックに関する設定」に従って機能制限や警告メッセージを表示します。
「適格請求書（S）」は『売上伝票』『締め請求書』、「支払通知書（U）」は『仕入伝票』『支払の締切』に関する設定となります。
設定値（エラー／警告／チェックしない）に対する機能制限や警告メッセージの表示については、下表をご覧ください。

▼MJSかんたん！販売仕入／『台帳（O）』-『会社情報（O）』-［消費税情報］タブ

 

要件を満たさない入力をした場合の チェックに関する設定	機能制限や警告メッセージの表示
エラー	各設定内容に則って消費税額の計算を行うため、［調整］からの「消費税額」の変更は行えません。
警告	「消費税額」が変更された場合に、下図の警告メッセージを表示します。変更する場合は［OK］、中止する場合は［キャンセル］を選択します。
チェックしない	チェックを行わないため「消費税額」の変更が可能です。また、警告メッセージも表示しません。

▼《MJSかんたん！販売仕入》（警告メッセージ）




【補足2】
バージョンは『ヘルプ（H）』-『MJSかんたん！販売仕入のバージョン情報（A）』よりご確認いただけます。13.0.002.0以前のバージョンの場合は、『MyPage』より最新プログラムをダウンロードし、インストールしてください。

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▼《MJSかんたん！販売仕入のバージョン情報》